ABOUT “WHAT’S ART?”

 WHAT’S ART?(アートとは何か?)特設サイト

WHAT'S ART?の記事「アートという言葉の定義と歴史」

1.特設サイトについて

「WHAT’S ART?」という特設サイトは、アートをもう少し自由な視点から見つめてみるためのブログです。
(メニューを一体化しているので、ややこしくてすみません。)
難しく考えず、まず“知ること”からアートに近づくきっかけをつくりたい―そんな思いで始めました。

このサイトでは、インテリアアートのように日常に溶け込む作品から、社会的な大きなテーマを扱う表現、そしてアート業界ではあまり注目されてこなかった大衆向けエンタメ等の文化的活動まで、気になったものを幅広く取り上げています。
アート専門サイトのように網羅的な紹介はできませんが、心に残った作品や考え方を通して、アートの多様性をお伝えしつつ、アートへの興味を深めることで、少しづつ、「アートをより深く感じるための知識を広げる」お手伝いができればと思います。
(※内容のセレクトには、私自身の興味や好みが反映されています。)


“アートと非アートのあいだ”を楽しむ

このブログでは特に、「アートは難しそう」と感じている方に向けて、いわゆる“アートと非アートのあいだ”にあるような表現も紹介しています。
それらは、必ずしも一般的な「現代アート」とは重ならないかもしれませんが、私にとっては“知ること”“感じること”の入口となる大切な存在です。

そうした表現を、私は一部の記事の中で「NOT ART」と呼んでいます。
これは、「こんなわけのわからないものがアートなのか?」という議論よりも、「それを通じて何を感じ、どんな気づきを得られるか」を大切にするための、ゆるやかなラベルです。

ここでは、アートのラベルがあるものも無いものも、垣根を設けずに取り上げていきます。
「何をもってアートと呼ぶか」よりも、「それがどんな気づきを与えてくれるか」。
そんな視点から、アートも非アートも含めた、NOT ARTの世界を一緒に楽しんでいけたらと思います。

2.SNSが広げる、若い世代とアートのつながり

現代アートが若い世代に広がっているのは、SNSの影響が大きいと感じています。
人はまず「知ること」から興味を持ち、そこから探求心が生まれます。
SNSを通じて気軽にアートを目にすることで、若い世代はアートを「特別なもの」ではなく、「身近な表現」として受け止めています。

一方で、SNSをあまり使わない世代にとっては、現代アートを“知る機会”そのものが少ないのかもしれません。
だからこそ、このようなサイトが「知るきっかけ」として、少しでも役に立てばうれしいです。

3.シニア世代にとっての現代アート

シニア世代の方にとって、「現代アート」というラベルが貼られた分野は少し敷居が高く感じられるかもしれません。
「美術館には行くけれど、現代アートのギャラリーにはあまり行かない」という声もよく耳にします。

けれど、現代アートは世界中の多様な価値観や社会の課題を知る入口にもなります。
特に、経験を重ねる中で「新しい驚きや感動」が減ってきたと感じている方にこそ、「アート」は新たな刺激を与えてくれるものです。

アートに触れることで脳が活性化し、感性が磨かれ、心が前向きになる。
そんな小さな変化を感じてもらえたら―それもまた、アート※の力だと思います。

※ここでいう「現代アート」のアートと、広義の「アート」は意味が異なります。

▶アートとは何か、現代アートとは何か?

WHAT'S ART?の記事「現代アートへの批判と課題」

知ることもまた、楽しみのひとつ~感性は知性で揺らぐ

そうはいっても、少しずつ知識が増えていくと、見える世界が広がるのも確かです。
有名な作品やアーティストの背景を知ることで、同じ作品でもまったく違った印象を受けることがあります。

感性は、知性によって揺らぐものです。
知識が増えることで、心を揺さぶられる瞬間が広がり、これまでとは違う角度から作品を感じられるようになります。
知ることは、感性を狭めるのではなく、むしろその深さと多様さを育ててくれる行為なのだと思います。

そして、なぜ「感性だけでは評価できないものが現代アートだ」と言われるのかも、少しずつ見えてくるはずです。
同時に、それもまた「現代」という、100年にも満たない時代の中で咲いた“あだ花”のようなものかもしれない――
そんな、自分なりの見方が生まれてくることもあるかもしれません。
(わたしがそうであるように…)

このブログでは、そうした「知ることでアートが少し面白くなる」情報も、ゆるやかに集めていきたいと思っています。

▶感性は知性で揺らぐ ― 現代アートに「知の文脈」が必要な本当の理由

5.最後に

このブログは、アートに詳しくない方が「アートを身近に感じる」ための小さな入口になればという思いで続けています。
いわば「素人による、素人のためのウェブキュレーション」です。

私は長年、アート業界とは異なる分野で働いてきました。
だからこそ、専門的な立場ではなく、一人の生活者としてアートに向き合い、楽しむことに意味があると思っています。

どうか気軽にアート(というラベルが貼られたクリエイション)や「NOT ART」にも触れてみてください。
それが「今までとは違う世界を見つめるきっかけ」になれば幸いです。

今後とも、「ARTSTYLIC」をよろしくお願いいたします。

運営兼編集長 RAM/8K

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