ラッセンと生成AIとアート

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このページで使用している、ラッセンっぽい海中のイルカの画像は、実は「商用利用も可能な生成AI」による画像を有料ライセンスで購入したものです。
私のように、アートの学問的知見が無い人間が「アートとは何か」ということをネット検索し始めると、おそらく誰もがぶつかる「ラッセン」や「ヒロ・ヤマガタ問題」というワードです。

そんななかで、「アートとは」というテーマを本気で考える機会がこの年までなかった私にとって、日本のアート業界に横たわる問題のわかりやすいテーマのひとつが「ヒロヤマガタ問題(ラッセンやマックナイトも含みます)」でした。
お笑い芸人の「永野」のネタ、「ラッセンがすっきー!」と叫ぶ「ゴッホとピカソに捧げる曲」が流行った時、私は、どこがそんなに面白いのかわからず、すべりネタをウリにする芸人の意味不明な一発芸としか認識していませんでした。
ところが、10年たった今頃、アートの勉強をしてみようと思っていろいろ探し始めたら、「ヒロヤマガタ問題」と「ラッセンとは何だったのか」というテーマのブログ記事などに行きつき、
このネタの意味する本質的な社会風刺、あるいは自虐ネタが、日本のアート業界の抱える問題であったことを再認識した次第です。
(なお、永野氏がどういう意図でこのネタを考えたかは、ここではそれほど重要ではありません。ラッセン問題に関する書籍が、このネタより先に刊行されています。)

これは既に10年以上前にアート業界で話題になったテーマで、アートに詳しい方なら今さらな話ですが、2024年の今だと、これに「生成AI」が加わるんですね。
ラッセンやヒロヤマガタの問題に生成AIの問題まで絡めて調べ始めると、「斎藤工と永野」の関係からはじまって、延々とネットサーフィンする羽目になるので、ここでは、あまり詳しくは書きません。

その代わりに、こちらの既に3月に終了している展示会の広告サイトなのですが、サイトはまだ見れるのでご紹介します。
3月にこれを知ってたら、見に行きたかったですが。

「第48回AI美芸研 x DOMMUNE「ラッセンと生成AIのハードコア」〜アンリ・ルソー、ヒロヤマガタ、ラッセン、佐村河内とジェネレーティブAIの現在」