アートを日常生活に取り入れることで、部屋の個性や豊かな雰囲気を作り出すことができます。
とはいえ、コレクターを目指そうとか投資しようという目的ではない人は、たまたま立ち寄ったギャラリー等で、高額な値札の作品を見て、自分にはアート購入というのは縁が無いものと敷居が高く感じて敬遠してきた方も多いでしょう。
美術館やギャラリーの特徴、アートの価格帯、美術展ガイドの活用法など、初心者でもアートをインテリアに取り入れやすくするための基礎知識※をわかりやすくまとめていきます。
※(ご注意)
記事の途中にご参考になりそうな他の第三者運営の外部サイト等の紹介も行っていますが、これらの外部サイト等でご購入などされた場合でトラブルや損害等が発生した場合でも、当サイトは一切の責任は負いませんので、全て自己責任にてご判断下さい。
1. アートを購入する前に知っておきたいこと
1-1. まずは予算を決める
アートには数千円〜数百万円以上と、さまざまな価格帯の作品があります。コレクターや投資を目指すつもりのない方は、「数万円程度からでも購入できる作品」が実は数多く販売されていますので、これらを中心に探してみると気軽に取り入れやすいでしょう。
一方で、アート初心だけど「資金に余裕があるが金融資産の投資ばかりでなく、アートにも興味があるのでアートコレクションしてみたい」、といった気持ちになった人は、いきなり高額な作品も検討してもよいかもしれませんが、当サイトはコレクターの方や、投資でアートを購入する人向けのディープな情報サイトではありませんので、そういう方に向けた専門サイトやギャラリーで作品を探したり、ギャラリストや専門家と親しくなって相談してみるといいでしょう。
いずれにしても、予算次第で、どこからアートを購入するかのルートが少し異なりますので、まずは予算を意識して、それにあった探し方がおススメです。
1-2. 飾る場所を考える
アートを購入する際には、どこに飾るのかを事前に考えることが大切です。
リビングや寝室、玄関、書斎など、飾る場所によって作品の雰囲気やテーマを変えると、空間全体の印象を統一できます。また、直射日光が当たる場所や湿気の多い場所は、作品の劣化を早める可能性があるため、飾る環境と額縁の種類(アクリルやガラスによって紫外線を防ぐ効果が異なります。)による劣化対策等にも注意が必要です。
1-3. サイズを決める
飾る場所が決まったら、次にアートのサイズを考えましょう。
広い壁には大きめの作品が映え、小さなスペースにはコンパクトな作品が適しています。
また、複数の作品を組み合わせてギャラリーウォールを作るのも一つの方法です。
その場合、バランスを考えながら異なるサイズの作品を組み合わせると、より洗練された印象になります。事前に壁のサイズを測り、どの程度の大きさの作品が適しているかを確認しておくと良いでしょう。
1-4. 飾り方を考える
アートの飾り方にはさまざまな方法があります。
一般的には、額装した作品を壁に掛ける方法が多いですが、額なしでパネルやキャンバスをそのまま飾るのもおしゃれです。
また、棚やキャビネットの上に立てかけるスタイルもあり、壁に穴を開けたくない場合に適しています。
なお、賃貸物件などで壁に穴をあけたくない場合は、一定の重さまでなら方法があります。
飾る高さも重要で、一般的にアートの中心が目線の高さ程度にくるようにすると、バランスよく見えます。
複数の作品を並べる場合は、等間隔を意識するか、少し不規則に配置することで動きを出すことも可能です。
このように、アートを購入する前に予算だけでなく、飾る場所・サイズ・飾り方についてしっかりと考えておくことで、より満足のいくアートの選び方ができます。
1-5. 多くの作品を見て自分で自分の好みを知る
いずれにしても、アートは作家やスタイルによって千差万別です。自分の好みやインテリアに合う作品を見つけるためにも、まずはさまざまな作品に触れ、自分自身の気持ちとして「どのような作品に魅力を感じるのか」を知ること、確認することが大切です。
但し、ひたすら「将来の値上がり期待の投資のみ」が目的という人は、そのような相談ができる専門家に相談したり、自分の目を鍛えることが必要ですが、この記事はそういう目的の方を対象としていません。
あくまでも、投資は副次的な目的で、自分の趣味嗜好に会うした作品や作家を選びたい、作家を応援したい、という目的の方の方が多いかとは思いますので、そういう目的であれば、まずは多くの作品や作家を目にして自分の好みを自分で再確認していくことが有効です。
個人的には、それが今のアート業界で高く評価されるトレンドと異はなっていても、全く構わないと思います。
コレクターと呼ばれる人たちには、「投資目的」とはいっても、その投資が失敗に終わることも覚悟の上で、自分の目を信じて作家を発掘して応援し、結果的に将来の資産になる、ということを目指してコレクションする、といった人も多く存在する世界です。
宝くじは運任せですが、投資目的のアートコレクターは自分の「目利き力に賭ける」という人たちとも言えます。
アートの購入の前に、そもそも「アートとは何か?」、また「現代アートとは何か?」ということ等に疑問をお持ちなら、まずはこちらの記事をご覧ください。
「アートとは何か?という問いに答えはあるか?」
インテリアアートとしても人気のある「ポップアート」についてはこちらの記事をどうぞ。
2. 作品に触れる機会を増やす
2-1. 美術館に足を運ぶ
- 美術館のメリット
美術館は作品の販売目的ではなく鑑賞中心ですが、展示されている作家の背景やアートのトレンドを知るよい機会になります。
気になる作家を見つけたら、所属ギャラリーやSNSを調べるきっかけにすると良いでしょう。
「【徹底ガイド】2025年の全国の美術館スケジュールをまとめました」(「美術展ナビ:Art Exhibition JAPAN」)
https://artexhibition.jp/topics/news/20241115-AEJ2489554/
2-2. 美術館巡りのツアーに参加する
- 美術館巡りのツアーセットプランなど
例えば、旅行企画会社が美術館等を巡るセットのツアープランを用意しているものがあります。
団体バスツアーが特に嫌でなければ、安く手軽に各地の美術館に行けて、旅行も楽しめます。
全国にある美術館にあわせたツアープランがあるので、旅行を兼ねて美術館巡りをするのも楽しいでしょう
2-3. ギャラリーを巡る
- 百貨店のギャラリー
伊勢丹新宿店や日本橋高島屋などの百貨店には「アートギャラリー」や「美術画廊」が常設されていることが多く、若手アーティストの展示では比較的手頃な価格帯の作品も見つかります。
初心者でも入りやすいため、足を運んでみると良いでしょう。 - 商業施設内のギャラリー
渋谷ヒカリエや六本木ヒルズなどの商業施設内にあるギャラリーでは、現代アートやデザイン性の高い作品が展示されやすく、モダンなインテリアに合う作品を探すのに適しています。 - 書店併設のギャラリー
代官山 蔦屋書店や銀座 蔦屋書店など、大型書店にギャラリーが併設されている場合もあります。
気軽に立ち寄りやすく、アート初心者が入りやすい雰囲気です。 - アートイベントのギャラリー
東京であれば、例えば天王洲アイルのような場所では、寺田倉庫がアート関連のイベントを頻繁に開催しています。寺田倉庫の運営している常設ギャラリー巡りもできるので、こういうアート関連イベントがたくさんあるエリアにでかけてみるのも楽しいでしょう。
なお、ギャラリーでは原画(オリジナル作品)だけでなく、版画(リトグラフ・シルクスクリーンなど)や写真作品なども扱われることがあります。オリジナル作品にこだわらなければ、より手頃な価格で購入できるチャンスが増えます。
2-4. アートフェアを活用する
- アートフェア東京 など
日本各地で開催されるアートフェアでは、複数のギャラリーがブースを出し、作品を展示・販売します。短時間で多くの作家に触れられ、インテリアに合う作品を探す効率も高いです。若手作家の作品なら、数万円程度で手に入る場合もあります。
東京では、最近は無料のバス巡回サービスをしてくれるアートフェアもあり、都内に点在する有数のギャラリーをまとめてみることができるのでおススメです。こういうアートフェアは初心者の方ほど歓迎してくれるようなスタンスのフェアであることが多いので、これらの開催予定をチェックしておくといいでしょう。
3. 情報収集に便利なツール
3-1. 年末年始に発行される美術展ガイド
- 年間の展示スケジュールをチェック
年末から年初にかけて、新聞社や出版社が「美術展ガイド」や「展覧会スケジュールブック」を発行します。
これを使えば、1年間にどんな展示が行われるかをざっと把握できます。 - 効率的に展覧会を巡る
興味のあるジャンル(洋画、日本画、版画、現代アートなど)を絞りこむと、行きたい展示を計画的に回ることができるでしょう。
3-2. アート専門サイトやSNS
- アートニュース・ポータルサイト
「Tokyo Art Beat」「ART NAVI」などのサイトでは、最新の展覧会情報やギャラリーの展示スケジュールが充実しています。場所やジャンルで検索できるので便利です。 - 作家やギャラリーのSNS
気になる作家やギャラリーがあれば、InstagramやTwitterなどで情報をチェックしましょう。
若手作家や小規模ギャラリーほどSNSへの依存度が高く、新作情報や展示情報をいち早く発信していることがあります。
4. 実際の購入:インテリアコーディネートを意識する
4-1. 数万円からの作品を探す
- 若手作家や無名作家、版画作品等に注目
高額なアート作品をいきなり買おうとするとハードルが高いですし、初心者では予算面でも難しいことが多いでしょう。
インテリアとして取り入れるなら、数万円程度からでも手に入る若手や無名作家の原画や、リトグラフやシルクスクリーンなどの版画作品から始めてみましょう。 - オリジナルか版画かの違い
原画(オリジナル作品)は一点物なので価格が数万円前後から数十万以上と、高くなりがちですが、版画はエディション(限定部数)があるため、比較的価格を抑えやすい場合が多いです。
ただし、有名作家やエディション数が少ない作品は版画でも高額になることがあります。
4-2. インテリアとの相性を考える
- 空間全体をイメージする
部屋がモダンなテイストなら抽象的・幾何学的なアートが合いやすく、ナチュラルな空間には落ち着いた色味や風景をモチーフにした作品が馴染むなど、インテリア全体のバランスを考慮して作品を選ぶと失敗が少ないです。 - サイズや配置も重要
購入前に、飾りたい場所の寸法をきちんと測ることが大切です。作品が大きすぎると圧迫感があり、小さすぎると物足りなく感じる場合があります。また、視線の高さや照明にも気を配り、作品を最もきれいに見せる配置を考えましょう。
5. 購入のプロセスと注意点
5-1. 値段の確認とホールド制度
- プライスリストやギャラリストへの相談
ギャラリーやアートフェアでは、価格が明示されていない作品もあります。
プライスリストが見当たらない場合は、遠慮なくギャラリストに尋ねてみてください。
ただ、そういう作品は高額である場合が多いので、予算のない方には、購入対象にはならないと思いますが、自分の目を鍛える参考に気軽に訊ねてみるのもギャラリー巡りの面白さです。ギャラリーでは、購入しそうにない人は顧客ではない、みたいに冷たくされるのではと遠慮されるかもですが、購入しない人にも認知されて人気が高まることが作家にとっては大事であり、そういうこともギャラリーの目的ですので、殆どのギャラリーは一見して初心者で、とても購入しそうにない人だと内心はわかっていても、丁寧に親切に対応してくれるはずです。
- ホールド(商談中)を活用
一点物の作品は、人気がある場合すぐに売れてしまうこともあります。
迷ったときは、ホールド(商談中)にしてもらい、他の人が購入できないように一時的にキープしてもらえる場合があります。
落ち着いて検討したい方にはおすすめです。
5-2. 支払い・納品の手続き
- 支払い方法の確認
ギャラリーやオンラインショップでの支払いは、クレジットカードや銀行振込が中心です。場合によっては分割払いに応じてくれることもあるので、購入前に相談しておくと安心です。 - 作品の受け取りと額装
額装されていない作品を購入した場合、額縁を別途選ぶ必要があります。
額装次第で作品の印象は大きく変わるため、インテリアや作品の雰囲気に合わせたデザインを考えると良いでしょう。
額装と一体で販売されているものは、予め作家が作品にマッチした額装を行っているものもありますので、インテリアにあわせて、そういう作品を選ぶのも初心者には安心でしょう。
6. まずはグッズから試してみるのも手
- 美術館や展覧会のオリジナルグッズ
「いきなり一点物のアートは敷居が高い…」と感じる方には、ポストカードやポスター、アーティストグッズなどから始めてみるのがおすすめ。部屋に飾るだけでも雰囲気が変わり、アートへの親しみが増します。 - 雑貨にアートを取り入れる
アートをプリントしたクッションやマグカップなど、日用品をちょっとおしゃれにしてみるだけでも、暮らしの中でアートを感じられます。
慣れてきたら原画や版画にステップアップするのも良いでしょう。こうしたインテリアの自分好みの装飾を楽しむうちに、一点もののアートを飾ってみると良さそうな場所や自分の好みや気持ちの確認の参考になるでしょう。
7.オンラインでのアート販売サイト
近年では、オンラインで購入できるアート販売サイトも人気です。初めてでも購入しやすそうなサイトを2つほどご紹介しておきます。(当サイトには掲載許可を頂いた以外には特段の利害関係等はございませんので、各サイトのご利用ご購入は自己責任にてご判断下さい。)
7.1 WASABI(ワサビ)
https://wasabi-nomal.com
WASABIのテーマは「暮らしを、アートに」というコンセプトで、「カジュアルにアートを楽しむ」文化を作ることをビジョンとしているアートの販売サイトです。
価格帯は1万円以下から100万円を超えるものまで多様、かつ、豊富な登録作品の中から探せます。
探し方には、価格帯の他に「サイズ」「形」「額の有無」「カラー」「イメージ」「技法」「作家」という多様な探し方ができます。
さらに、「人気のカテゴリーから探す」には「玄関におすすめのアート」のような特集があったり、オーダーメイドの相談もできます。
面白いサービスが、「無料アートシュミレーション」というもので、飾りたい部屋の写真を送ると、アートのプロがお部屋の雰囲気に合ったアートを無料でコーディネート提案してくれるというサービスです。
なお「WASABIでは、毎月指定日に全品送料無料や週替わりセールで対象作品が10%OFFになるなど、気軽にアートを楽しめるようなキャンペーンも行っています。
7.2 Artmeter(アートメーター)
https://www.art-meter.com
Artmeter は、「国内最大級の、インディーズアート専門マーケットプレイス」とうたっているアート販売サイトです。アーティスト自身が出品した絵画を直接購入できて、2005年のオープン以来、現在までに延べ1万4000人を超えるアーティストが参加し、15万点以上の作品が出品されているという充実したサイトです。(2025年2月時点のサイト情報)
買い手にとっては、まだ注目を浴びていない新しいアーティスト、作品に出合えます。
価格も1万円以下で購入できるものから、100万円を超えるものまで、また、油絵や水彩画といった「カテゴリ別」、「山」や「花」といった「タグ別」に探したり、「サイズ別」に探すこともできます。
また、年に一度「Artmeter Aword」という登録アーティストを表彰する企画もあります。作品から探す一方で、お気に入りのアーティストを探してみるのも、アート購入の楽しさの一つです。
8.まとめ
- 数万円程度から購入できるアートを検討
最初から超高額な作品を狙わず、予算内で無理なく購入しやすい若手作家の原画や版画からスタートすると安心です。 - 情報収集には美術展ガイドやアート専門サイトを活用
年末年始に発行される美術展ガイドや「Tokyo Art Beat」などのウェブサイト、ギャラリーや作家のSNSをこまめにチェックして、気になる展示や作品をリサーチしましょう。 - インテリアに合う作品を選ぶ
部屋のテイストや色合い、飾る場所の広さなどを考慮し、空間に馴染む作品を探すと失敗が少ないです。モダン、ナチュラルなど、好みのスタイルに合ったアートを選びましょう。 - 購入時はホールド制度や支払い方法を確認
一点物の作品を時間をかけて検討したい場合は、ホールドをお願いしておくのがおすすめ。支払い方法や納期、額装も事前にしっかり把握しておきましょう。
アートは投資目的とかでなくとも、日々の暮らしを豊かにする大きな要素のひとつです。
少しずつ作品に触れ、インテリアコーディネートの一部としてアートを楽しんでみてください。
自分の好きな作品に囲まれた空間は、きっと生活に彩りと安らぎを与えてくれるはずです。
なお、アート購入の手続きや管理の基礎知識として、下記のような記事も読んでおくといいでしょう。
「アートを買うなら知っておきたい10のこと〜手続きや管理 編〜」(BRUTUS: Text: Shiho Nakamura)
【ご参考】アート市場の基礎知識
アートマーケットにおける プライマリーと セカンダリー の違い
アートマーケットには大きくわけて、プライマリーと セカンダリー の2つの市場があります。それぞれの特徴と違いを解説します。
1. プライマリーマーケットとは?
アート作品が初めて市場に出る場 であり、作家の新作が販売される市場を指します。
ここでの「新作」とは、作家から直接、またはギャラリーを通じて初めて販売される作品のことです。
なお、特定のギャラリーと契約している作家さんの作品は、作家本人から直接購入するのでなく、そのギャラリーを通じて購入するのがルールとなっていますので、気に入ったアーティストがいる場合は、どこのギャラリーで購入できるかを調べてください。
特徴
- 販売元:作家本人、作家と契約しているギャラリー
- 価格決定:作家やギャラリーが初めて販売価格を設定
- 作品の流通:購入者が最初の所有者となる
- 価格の透明性:通常、価格が公表されるため比較的安定
- 主な購入者:アートコレクター、インテリア目的の購入者、美術館、企業
例
- ギャラリーの個展で販売される新作
- 美術館が作家から直接購入する作品
- アートフェアで初めて販売される作品
2. セカンダリーマーケットとは?
一度購入されたアート作品が再販される市場 のことを指します。
オークションやギャラリーの再販部門、コレクター間の取引などが含まれます。
特徴
- 販売元:オークションハウス、アートディーラー、ギャラリー、個人コレクター
- 価格決定:市場の需要と供給に応じて変動(オークションでは入札制)
- 作品の流通:コレクター、美術館、ディーラー間での売買が中心
- 価格の透明性:オークションでは価格が公表されるが、ギャラリー販売では非公開の場合もある
- 主な購入者:投資目的のコレクター、企業、美術館
例
- クリスティーズやサザビーズなどのオークションで出品される有名作家の作品
- 一度コレクターが購入した作品がギャラリーを通じて再販される
- 美術館がコレクターやギャラリーから作品を購入する
3. どちらで購入するべきか?
・プライマリー での購入が向いている人
- 新進気鋭の作家の作品を手に入れたい
- 価格が比較的安定している環境で購入したい
- 作品の市場価値の上昇を期待したい(将来的な投資目的)
- 直接作家を支援したい
・セカンダリーマーケットでの購入が向いている人
- 過去の名作や有名作家の作品を手に入れたい
- 価格の変動はあるが、アート投資として市場価値のある作品を購入したい
- すでに評価の定まった作品を選びたい
まとめ
- プライマリーマーケット は 新作の販売市場 で、作家やギャラリーが価格を設定。
市場価格が安定し、購入者は直接作家を支援できる。 - セカンダリーマーケット は 再販市場 で、オークションやギャラリーを通じて取引される。
価格は市場の需要と供給に影響され、投資としての側面も強い。
アートを購入する目的によって、どちらの市場を利用するかが変わります。
インテリア目的なら プライマリー、投資目的ならセカンダリー という考え方も一つの選択肢です。
なお、初心者向けということで、オークションの詳細説明は割愛しましたが、オークションは手続きを踏めばだれでも参加できるのが一般的です。いきなりオークションからスタートしようという方は少ないかとは思いますが、目的と予算次第ではそういう選択もありかもです。
【ご参考】アートのギフト
【ご参考】アート、特に壁に賭けるような「アートの額絵」等をギフト、プレゼントの目的で購入したい方には、注意点もありますのでこちらの記事をどうぞ。
「プレゼントで喜ばれるアート額(額絵・額縁・額付きアート・アートパネル等)の選び方」
アートの額絵は、贈る相手の事やシチュエーションをよく知っている場合には、とても喜ばれるプレゼントになり得ますので、そこをきちんとおさえるようにしましょう。
初めてのアート購入のために必要な知識
(お役立ちコンテンツ一覧)
初めて本格的な1品物のアート、特に室内装飾を行うインテリアとしての「アートパネル・アートフレーム」を購入して飾ってみようという方のために必要なことを書いた記事をカテゴリごとにアクセスしやすくまとめました。