オノ・ヨーコの「本のアート」~あなたはこれを飾れますか?

ART LABO

インテリアに少しスパイスを加えてみたいという場合、革命的な現代アートを飾ってみるという方法を考えてみました。でも、こちらの記事でも書いた通り、「革命的な現代アート」って、インテリアとかには「飾りづらい」ものが多いんですよね。

飾りやすい現代アートとしては、ウォホール等のポップアート系の複製ポスターフレーム、みたいなものが人気が高いかもですが、日本人なら飾ってほしい、というARTSTYLICがおススメするのが、日本が誇る革命的芸術家、「オノ・ヨーコ」の作品「グレープフルーツ」という「本」です。

本って、表紙がおしゃれでカラフルなデザインとかがあって、インテリアのアクセントにもなるアイテムですよね。
また、応接間とかに飾ることで「私はこういう本を読んでいる人間です」という、自分を相手に伝える自己表現のアイテムにもなったり、と単に読むだけの道具ではありません。そして、表紙のデザインがどうとかではなく、書かれた内容が「アートそのもの」というのが、この「グレープフルーツ」です。

但し、このオノヨーコの革命的な「本のアート」も、視覚的にとか、表現しているテーマとかの理由ではなく、実は「飾りづらい理由」があるアートです。それは、最後まで読んだ人にはわかります。

「アート」にあまり興味がない人が「オノヨーコ」と聞けば、まずは「ビートルズ解散の原因をつくった女性」みたいな感じを未だにお持ちの人が多いかもしれませんが、なぜ、あの「ジョン・レノン」が、これほど心酔したのか、「単に、東洋人の女性の神秘性に惹かれた」みたいないイメージをお持ちなら、是非、「芸術家オノヨーコ」という視点でこの前衛アート作品である「本」に触れてみるといいでしょう。

この本の解説としては、この記事がわかりやすいかと思います。
「小野洋子の『グレープフルーツ』~コテン to 名著(2019.6.15)
https://kotento.com/2019/06/15/yokoono1/


既に、音楽業界のみならず「前衛芸術家オノヨーコ」の再評価の流れは起きていますし、ダンスミュージックの世界でも過去にナンバーワンヒットを出したりして、世界的にもメジャーな日本人ミュージシャンとしても評価されつつありますが、現代アートにあまり興味のない普通の人(特にシニアのビートルズ世代)たちには、まだまだ「ビートルズ」「ジョン・レノン」絡みで、悪いイメージがある方もおられるかもです。

しかし、ポールマッカートニーや他のメンバーが、レコーディング現場にいた「ヨーコ」に違和感を感じていた、ということがあったにせよ、彼女がいなくても、早晩、ビートルズは解散していただろうとも言われており、本当は「ビートルズを解散させた女性」ではない、ということは、(各メンバーの考えや、やりたいことがバラバラになることで解散を早めた遠因にはなるかもですが)既に音楽ファンの間でも一般的にはなっているようですし、そろそろ、もっと「革命的」とか「天才」とかの形容詞をつけて「前衛芸術家」としての「オノヨーコ」を再評価してほしい、と思います。

その革命的な作品が、あの天才「ジョン・レノン」をも虜にした、革命的「思想」が詰まった本、そしてジョンレノンの「イマジン」(正確に言うと今では全米音楽出版協会が「ジョンレノンとオノヨーコの共作としている)を生んだ本、それが「グレープフルーツ」です。ビートルズが歴史の中で消えない限り、「ヨーコ」の名もこの本もずっと忘れられることはないはずであり、そういう意味でも、デュシャンやウォホールなどと同様に、歴史に残る革命的なアートになるはずです。

「グレープフルーツ・ジュース」の70ページ目のインストラクションをイメージにしてみると…こんな感じ


実は、見た目ではなくインテリアの本棚に飾りづらい理由がある


「革命的現代アート」の筆頭に上がるデュシャンの「泉」とかは、なかなかインテリアには飾りづらいものですが、このオノヨーコの「グレープフルーツ」は、一見すると、(グレープフルーツはオノヨーコ自身のことなのでヨーコの顔写真が表紙ですが)インテリアにも飾りやすい「革命的な現代アート」です。
しかし、革命的であるがゆえに、「飾りづらい仕掛け」が最後に待っています。

「アートとは何か?」という文脈で議論していくと、「映画も音楽も、そして本もアートである」みたいな話になるわけですが、「何でもアート、っていう日本人の適当な和製英語的な独特の文化でしょ?」みたいな反論を一発で論破し破壊する威力を持った、まさに「革命的な本のアート」です。

「本のアート」というのは、たまたまこの当時に、「本」という媒体を採用した、というだけではありますが、いくらでも冊数を増やせる(初版は部数限定だったようですが)「本として出版した」という形態も含めて一つの作品でしょう。

この本をインテリアに「装飾的に飾る」というのは、実は、この本の趣旨に反する(本当の意図かどうかは別にして)ことですが、「最後の一節」に書かれたこと(あまりに有名なので、ネタバレを書いちゃいますが「本を燃やしなさい」です。)を実行するには、当時はこの形がもっとも最適だったからでしょう。
(本当に実行した人がどのくらいいるかはわかりませんが)

さて、あなたは、この本を読んでインテリアの書棚にいつまで飾っておけるでしょうか?
そういうことも考えさせてくれる、ということも含めて、インテリアのスパイスになりうる素敵なアートだと思います。

なお、「グレープフルーツ」は英語の本ですが、その中から言葉をえらんで日本語に訳し、33人の写真家とコラボした「グレープフルーツ・ジュース」という文庫本なら値段も安くて手軽に手に取れます。


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